オリジナルTシャツにおすすめの生地とは?|
素材や厚みにこだわって自分らしいTシャツを作ろう
オリジナルTシャツを制作する際、どのような生地を選べばいいか迷いますよね。
生地の種類は、着心地やスタイルを決定づける重要なポイントです。
また、生地選びに失敗すると、快適さや耐久性などの面で満足できないこともあるでしょう。
そこで今回は、生地のプロがオリジナルTシャツに最適な素材や、編み方、厚みについて詳しく解説します。シーン別や個々のニーズに合わせた生地の選び方も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
オリジナルTシャツにおすすめの生地とは
オリジナルTシャツの生地選びは、素材の種類、生地の編み方、厚みの組み合わせで考えるのが基本。そして、着用シーンや個々の優先順位に合わせて決めるとよいでしょう。
例えば素材でいうと、日常使いしたいなら柔らかく肌に優しいコットンが、スポーツやアクティブな活動用に速乾性を重視するならポリエステルが向いています。
また、環境に配慮するならばリサイクル素材を選ぶことも一択です。目的や好みに合わせて生地を選ぶことで、快適で使い勝手のよいオリジナルTシャツを制作できるでしょう。
オリジナルTシャツに使用される主な生地の素材とは
それでは、オリジナルTシャツに使用される素材にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主に使用される生地の素材を4つ紹介します。
< コットン >
コットンはTシャツ素材として最も一般的で親しまれてきた素材です。天然素材の柔らかな肌触りと通気性の良さ、保温性の高さが特徴で、吸水性にも優れているため長時間着用しても快適さが持続します。
コットンは染色やプリントにも適した素材で、多彩なデザインを表現できるでしょう。一方で、コットンは洗濯時に縮みやシワになりやすく、乾燥に時間がかかるというデメリットもあります。
< ポリエステル >
ポリエステルは合成素材で、速乾性が高く耐久性に優れています。コットンが繊維自体で水分を吸収するのに対して、ポリエステルの繊維は水分を取り込まず外に出すためさらりとした着心地が特徴です。
外気での劣化や日焼けが起こりにくいためスポーツやアクティブなシーンに最適。また、シワになりにくくコットンと比較してUV防止効果が期待できます。一方で、静電気が発生しやすく、肌への刺激が気になる人もいるため 注意が必要です。
< 混合素材 >
リサイクル素材とはポリエステル製の古着やペットボトルなどを再利用して作られた素材です。ポリエステルと同等の性質を持っており、通気性・速乾性が高くスポーツウェアにおすすめです。縮みに強くシワになりにくいため洗濯時も安心。
再生ポリエステルの他に、近年では食品ロスをリサイクルして染色したリサイクル素材も出てきており、リサイクル素材への関心がますます高まっています。環境への負荷を軽減しながら、ファッショナブルなTシャツを作りたい方によいでしょう。
< リサイクル素材 >
リサイクル素材とはポリエステル製の古着やペットボトルなどを再利用して作られた素材です。ポリエステルと同等の性質を持っており、通気性・速乾性が高くスポーツウェアにおすすめです。縮みに強くシワになりにくいため洗濯時も安心。
再生ポリエステルの他に、近年では食品ロスをリサイクルして染色したリサイクル素材も出てきており、リサイクル素材への関心がますます高まっています。環境への負荷を軽減しながら、ファッショナブルなTシャツを作りたい方によいでしょう。
オリジナルTシャツに使用される生地の編み方の種類
ここでは、オリジナルTシャツに使用される主な生地の編み方について紹介します。着心地やスタイリングに影響するので、ぜひ代表的な織り方を覚えてご活用ください。
< 天竺(てんじく)編み >
コットンはTシャツ素材として最も一般的で親しまれてきた素材です。天然素材の柔らかな肌触りと通気性の良さ、保温性の高さが特徴で、吸水性にも優れているため長時間着用しても快適さが持続します。
コットンは染色やプリントにも適した素材で、多彩なデザインを表現できるでしょう。一方で、コットンは洗濯時に縮みやシワになりやすく、乾燥に時間がかかるというデメリットもあります。
< リブ編み >
リブ編みは縦方向にリブ状の凹凸がある編み方です。別名「フライス」「ゴム編み」とも言います。表目・裏目ともに同じ編み目で生地の裏表がありません。
横方向への伸縮性があり、身体にフィットしやすい特性があります。袖口や首元などにも使用され、シルエットを引き締める効果があります。
< 鹿の子(かのこ)編み >
鹿の子は、鹿の背中の斑点のような小さなドット模様が特徴的な編み方です。無地の生地でも装飾的な凹凸が生まれます。
しっかりとした生地で耐久性があり、通気性が良く、冬物から夏物まで幅広く使えます。横方向の伸縮性が少ないため型崩れはしにくいですが、着脱がしにくい所やピッタリとした服だと動きにくさにつながることが難点です。
< スムース編み >
スムース編みはリブ編みを二重に重ね合わせた生地で、「スムース」の名の通り滑らかな表面と心地よい肌触りが特徴です。
伸縮性があり動きやすく、厚みがあるため秋冬向きの保温性も兼ね備えています。ベビー服や肌着にも人気の生地です。ただ、厚手のため春夏向きではありません。
< ハニカムメッシュ >
ハニカムメッシュは外側が凸状になっている六角形のメッシュ生地です。ハチの巣のような立体構造になっているため、通気性が高く速乾性にも優れており、夏の暑い季節にぴったりです。
表面積が大きく乾きやすいため汗をかいてもベタつかず、スポーツウェアやアウトドア用途に適しています。
< ポリエステルメッシュ >
ポリエステル素材のメッシュ生地で、特徴は薄手で軽量です。通気性と速乾性が高く、細かい凹凸や透け感は見た目も着心地もさらりとして洗濯時も早く乾燥します。
運動時にはベタつかず快適な着心地を提供してくれます。
< ワッフル編み >
ワッフル編みはお菓子のワッフルのような四角い凹凸のある表面が特徴で、保温性が高く吸湿性に優れた生地です。
厚手のため秋冬にも合いますが、冷涼感があるため夏季にも適しています。カジュアルでナチュラルテイストのオリジナルTシャツに合うでしょう。
< 裏毛編み >
裏毛は裏側がループ状に繊維が織られている生地で、柔らかな肌触りが特徴です。いわゆる「トレーナー地」や「スウェット」とも呼ばれます。
保温性に優れているため寒い季節に好まれますが、吸水性も高いため汗をかきやすい季節にもぴったり。
表面は天竺編みで平滑なため、天竺編みと同様にプリントや刺繍がしやすく、様々なデザインを表現できます。
< 裏起毛 >
裏起毛は裏毛編みの裏面に起毛加工が施された生地で、ふかふかの柔らかい肌触りが特徴です。
特に保温性に優れているため、寒い冬の季節に適しています。裏起毛のオリジナルTシャツは、着心地の良さと暖かさを兼ね備えたアイテムとして人気があります。
オリジナルTシャツ生地の厚み(オンス)の違い
Tシャツの生地の厚みは、一般的にオンス(oz)で表されます。ヤードポンド法の質量の単位で、1オンスは1平方ヤードあたりの生地の重量約28.35g(1/16ポンド)を示す単位で、数字が大きいほど生地が厚くなります。
以下に、一般的なTシャツのオンスごとの特徴ついて説明します。
< 4~5.3オンス >
4~5.3オンスのTシャツは薄手の生地で、暑い夏場やアクティブな活動に適しています。
軽量で通気性が高く、一般的な日常使いのTシャツや夏季用のスポーツウェアに使用されます。
生地が薄めのため透け感がでるものや、ぺらぺらとした印象で耐久性に不安を覚える場合もあるため留意しておきましょう。
< 5.4~6オンス >
5.4~6オンスのTシャツは中厚生地で、通年で着用できる汎用性の高いTシャツです。十分な耐久性がありつつも、適度な軽さがあります。
日常的な使用や多目的なアクティビティに適しています。市販で販売されている一般的なTシャツの多くは5~6オンスです。5.4~6オンスの生地は白いTシャツでも透け感が気になりません。
< 7オンス~ >
7オンス以上のTシャツは厚手の生地で、寒い季節や屋外での活動時に保温性を発揮します。耐久性が高く、しっかりとした重厚感があります。
冬場や寒冷地、アウトドアでの使用に最適。型崩れしにくく長持ちする一方で、洗濯時はシワになりやすいため注意が必要です。
オリジナルTシャツの厚みを選ぶ際には、季節や使用目的、好みに応じて適切なオンスを選択することが重要です。
オリジナルTシャツ生地を編む糸の違い
Tシャツ生地は素材や編み方だけではなく、編むのに使用する糸の特徴にも実は違いがあります。ここでは、生地を織る糸について見てみましょう。
< カード糸 >
カード糸は、カーディングと呼ばれる短い繊維など不純物を取り除き同方向平行に整える工程を踏んだ糸のことです。広く一般的に使用される糸で、粗く光沢がないことが特徴です。
多くのTシャツはカード糸で編まれており、カジュアルな雰囲気とやや硬めの着心地が特徴です。
< コーマ糸 >
コーマ糸はくしでとかすように繊維を整えるコーミングという工程を経ており、短い繊維をカード糸よりもさらに取り除いてよった糸です。
毛羽立ちがなく光沢があり、柔らかさと強度を兼ね備えています。Tシャツのできあがりも毛羽立ちが少なく、光沢があり柔らかい仕上がりで高品質なTシャツに使用されます。
< セミコーマ糸 >
セミコーマ糸はカード糸とコーマ糸の間にあたる糸です。コーマ糸と比べると取り除く短い繊維の量は少ないですが、カード糸よりも毛羽立ちが少なく光沢があります。
コーマ糸と比べるとコストを抑えることができ、かつ高品質な生地を実現できます。
シーン別のオリジナルTシャツ生地の選び方
それでは、実際にオリジナルTシャツを使用するシーンに合った生地の選び方を見てみましょう。
< 日常使い用・クラスTシャツ >
日常使いには肌ざわりがよく柔らかい着心地のコットン100%がおすすめ。
通気性・吸水性が高いためクラスTシャツとしても人気です。5.6oz 以上のTシャツは透け感が気にならず安心して着用できます。
コットン100%の5.6ozTシャツの詳細はコチラ
< クリエイターグッズ用Tシャツ >
クリエイターのグッズ用Tシャツは、他社にはないアイテムを選ぶことが大切。誰でも簡単にオリジナルグッズが作れるようになり差別化が難しくなっているので、生地や形の時点で他クリエイターとの違いが出るよう意識するとよいでしょう。
おすすめはコットン100%のビッグシルエットTシャツや、野菜やくだものの「色」で染めた優しい色合いのTシャツです。
コットン100%の5.6oz ビッグシルエットTシャツの詳細はコチラ
< スポーツ・部活用Tシャツ >
スポーツ団体のユニフォームや部活用のTシャツにはポリエステル100%がおすすめ。
速乾性や耐久性が高く、夏場のアクティブなシーンに適しています。BUZZUでは軽量で動きやすい4.4ozのTシャツが人気です。
ポリエステル100%の4.4oz ドライTシャツの詳細はコチラ
< ギフト・ノベルティ用Tシャツ >
環境に配慮しながらおしゃれなオリジナルTシャツを作りたい場合には、オーガニックコットン100%のTシャツやリサイクル素材を使用したTシャツがおすすめ。
地球環境を大切にしたい企業のノベルティグッズや、エコフレンドリーなギフトとして人気を集めています。
オーガニックコットン100%の【寄付ができる】5.3oz オーガニックコットン半袖Tシャツの詳細はコチラ
再生ポリエステル"BRING Material™" 20%の4.7oz BLANK APPAREL ドライアクティブTシャツの詳細はコチラ
生地にこだわってこだわりのオリジナルTシャツを作ろう
着用シーンや目的に合わせて生地の素材、編み方、厚みなどを選ぶことで、こだわりのオリジナルTシャツを作ることができます。
何に優先順位を置きたいか整理し、納得のいく生地でオリジナルTシャツを作ってみてくださいね。
BUZZUではデザイナーが厳選したこだわりのアイテムで、1枚からオリジナルTシャツを制作できます。
オーガニックコットン普及プロジェクト「ORGABITS(オーガビッツ)」の【寄付ができるシリーズ】や、食品ロスをリサイクルした染料で染めたFOODTEXTILE、再生ポリエステルを生地の一部に使用したBLANKなどこだわりのサステナブル生地のTシャツもラインナップしているのでぜひ見てみてくださいね!